よく仕事上がりに食べにいくRosticceria(ロスティッチェリア:総菜屋さん)でも
1〜2ユーロくらいで、総菜パンや菓子パンが買えます。
それも種類が豊富で、今日はどれを食べようかというのも、仕事終わりの楽しみの一つです。
そしてTrattoria(トラットリア:大衆食堂)もまた然り。
パスタ、メインを頼んでも10ユーロくらい。
もちろん、観光客を相手にしてるようなお店だと割高にはなりますが、それでもフィレンツェなどに比べると破格の値段です。
それもかなりのボリュームです。
今回紹介するのは『Trattoria Vecchio Club Rosanero』
このお店も、地元客がほとんどを占める、コテコテのトラットリアです。
パレルモのサッカーチームの旗が靡くお店の入り口 |
Rosaneroとはパレルモのサッカークラブ『USチッタ・ディ・パレルモ』の愛称。
チームカラーがピンクと黒であることから、そう呼ばれています。
名前の通り、お店の中にはクラブ由縁のグッズが所狭しと飾られています。
メニューは壁にかけてあるホワイトボードから注文します。
ブロッコリーとサルシッチャのスパゲッティ |
秋も近付き、市場でもブロッコリーが出始めてきました。
ブロッコリーと言っても日本のような深い緑色をしたブロッコリーではなくて、黄緑色をしたブロッコリー。
味はどちらかというとカリフラワーに近い感じです。
ソースはパスタと和えずに、茹でたパスタにどばっと乗せただけ。
それでも旨い! と唸ってしまいました。
クタクタに煮込んだブロッコリーとサルシッチャのソースが何とも素朴で、力強い。
シェフはズッキーニのスパゲッティを選んでました。
これも茹でたスバケッティにズッキーニ(普通のズッキーニではなくてズッキーナ・ルンガ)のフライを乗っけて、オイルをたっぷりかけただけ。
おそらく日本で出したら怒られそうな料理なんですが、これがなかなか旨いんです。
しっかり色づくまで揚げられたズッキーニの香ばしさと甘みが絶妙。
働いているお店でも賄いでよく食べますが、やはりしっかり色づくまで揚げるのがこの料理のコツのようです。
もうそろそろ終わるズッキーニの季節を思いを馳せたり、なかったり。。。
豚肉のコトレッタ スフィンチョーネ風 |
コトレッタはカツのこと。スフィンチョーネはロスティッチェリアの定番のピザパンです。
早い話が、ピザ風トンカツ。。。カツにトマトソースとチーズを乗せた料理です。
豚肉が意外に柔らかくてちょっとびっくり。
トマトソースはタマネギがたっぷりでちょっと甘めでした。
イカのロースト |
そのまんま焼いただけのイカにオレガノ、オリーブ油、レモンを添えただけです。
前日の仕事終わりにかなりお腹いっぱいに食べてたので、さっぱり系が食べたかったので。
家族経営ということもあり、料理はまさにパレルモの家庭料理。
派手さは無いものの、素朴でパンチの効いた料理が食べられるお店だと思います。
そして基本昼だけの営業(週末は夜もやってるとか)。
日本ではなかなか出来ない営業形態だと思いますが、なんかこんなお店もいいですね。
Trattoria Al Vecchio Club Rosanero
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d1510360-Reviews-Trattoria_Al_Vecchio_Club_Rosanero-Palermo_Sicily.html
(トリップアドバイザーより)
おいしそう~~~~
返信削除内装も地元な空気感いっぱいでいいねぇ
同じ国とは思えない価格設定なのも驚き。
羨ましすぎます
>reicinaさん
返信削除雰囲気いいですよ!
地元のお客さんしか来てない感じで。
そしてほんまに安くて、うまいです。ボリュームもあって。
かなり助かってます。