今回はPanino con la milza(パニーノ・コン・ラ・ミルザ)。
milzaとは脾臓のことをさす言葉です。
前に住んでいたフィレンツェは、trippa(トリッパ:牛の第2胃、ハチノス)やlampredotto(ランプレドット:牛の第4胃、ギアラ、赤センマイ)
が有名で、屋台やお店でもたまに食べていましたが
milzaは、いわばパレルモ版モツ料理です。
パレルモでは一番、とシェフが太鼓判を押したのがこちらのお店『NINO U' BALLERINO』です。
NINO U' BALLERINO |
訪れた時間が、平日の午前中ということもあり、そこまでお客で混んでる様子ではありませんでした。
Panino con la milzaを作ってる様子 |
milzaを煮ている鍋 |
かなり脂っこいのですが、パンに挟む際に、紙に一旦milzaを乗せて余分な脂を切ります。
そのちょっとした一手間に、こだわりを感じました。
Panino con la milza |
ねっとりと、舌に纏わり付くようなゼラチン質ですが、こしょうのアクセントとレモンの酸味で味わいは意外にもさっぱり。
フィレンツェのランプレドットも好きですが、これもかなりいけてました。
メルカート(市場) |
写真中央の長いのはzucchina lunga(ズッキーナ・ルンガ。ククッツァとも言われます)、
その右にある葉っぱはtenerumi(テネルーミ)。ズッキーナ・ルンガの葉っぱです。
夏野菜もそろそろ終盤。
夜はすっかり涼しくなり、秋が近付いてきました。
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