さてこのブログを見ている方がおられるのかは存じ上げませんが、こっそり再開です。
フランスのワーホリビザを取得いたしましたので、番外編ではございますがフランス編を始めさせていただきます。
現在、パリにて働き先を探しながら語学学校に通っています。
希望としては地方で。
そしてレストランではなく、シャルキュトリーと言われる食肉加工品を扱うお店。
パテやらハムなんかを作るお店です。
とりあえずはパリからお送りいたしますので、しばしの間お付き合い頂けますと幸いです。
2013年9月25日水曜日
2012年6月20日水曜日
Stighiole・モツBBQ on the ストリート(Palermo)
夕方6時くらいになると、パレルモ郊外のいろんな所から大量の煙が上がり始めます。
その香ばしい匂いにのもとにあるのが、Stighioleとよばれる、いわゆるモツのBBQ。
新鮮な子羊や子牛の腸を、Cipollinaとよばれる葉葱と一緒に結わえて串焼きにした料理です。
腸から滴り落ちる脂が、炭火に当たって大量の煙が上がります。
香ばしい焦げ目が付くまで、じっくりと。
焼いてる途中から、腸袋の中で煮えたぎる肉汁が、押さえきれずに飛び出すことも。
その肉汁を華麗によけつつ、親父が焼き上げて行きます。
煙に誘われて街の人が集まってきます。
それも選りすぐりのディープなパレルミターノばかり。
独特のなまりの方言でおしゃべりしながら焼き上がりを待ちます。
切った瞬間、ジュワッと溢れ出す肉汁。
その肉汁も余すこと無くお皿に盛りつけて、塩、こしょう、レモン汁たっぷりふりかけて頂きます。
冷めると脂が固まって、食感も悪くなってしまうので一気に食べるのが流儀。
表面はかりっと香ばしく、中はモツ独特のねっとりした食感。新鮮な腸を使っているので、嫌な臭みもありません。
病み付きになる旨さです。
モツが好きな方は是非お試し下さい。
大きな地図で見る
2012年1月13日金曜日
Trattoria Don Ciccio(Bagheria)
新年、明けましておめでとうございます。
イタリアではクリスマスや大晦日、元旦は休むお店が多いのですが、現在働いているお店は12月の後半は休みなしでの営業。
お客さんの入りもぼちぼち。クリスマス、大晦日、元旦は満席でなかなか忙しい年末年始でした。
また大晦日は年越し営業。
夜の12時にはお客さんと一緒にカウントダウンをして、スプマンテで乾杯。
日本のレストランでは経験したことの無い雰囲気で楽しかったです。
ただ、全く飲めない僕は、一杯でグロッキーでそのまま部屋に戻って速攻落ちました。
住んでいる部屋が、レストランと同じ建物だったのがせめてもの救い。。。
元旦の営業が終われば、待ちに待った休日。
昼過ぎまでゆっくりした後、パレルモ市内で少し買い物をして、夕食はパレルモから少し離れたBagheria(バゲリア)と言う町にある
『Trattoria Don Ciccio』に行きました。
お店外観。新年を祝うイルミネーション。 |
バゲリアはパレルモから、車で30分程西に行ったところにある町です。
特に観光名所があるわけではないのですが、おそらくパレルモで一番有名であろうトラットリアがあります。
それが今回訪れた『Trattoria Don Ciccio』です。
メニュー |
値段も3〜10ユーロくらいのパレルモ価格。
突き出しのゆで卵とジビッボ |
直接お店の人に聞いたわけではありませんが、昔、まだイタリア(シチリア?)が貧しかった時代、
当時高級だった卵を食事の前に出すことによって「うちの店はいい物を出すんだ」とのアピールの意味を込めたのが初まりだそうです。
Pasta con le sarde |
イワシとフィノケット(finochetto:野生のウイキョウ)のパスタ。
初めてDon Ciccioでこのパスタを食べた時、フィノケットの荒々しい香りに衝撃を受けました。
というよりも、食べていて口の中がスースーしっぱなし。しかしそれが病み付きになったのでした。
日本でも食べたことがありますが、全くと言っていい程、別物でした。
Pasta con broccoli |
ブロッコリー(とは言ってもカリフラワーに近い)、トマト、玉ねぎ、レーズン、松の実などをクタクタになるまでに混んだソースのパスタです。
シンプルですが、滋味深い味。
Pasta con le sardeと同様、モリーカと言われる、パン粉を煎ったものたっぷりかけて食べます。
貧乏人のパルミジャーノとも呼ばれますが、シチリアのパスタには欠かすことの出来ないアクセントです。
Brociolone al sugo |
Brociolone al sugoはFalso magroとも呼ばる料理です。
薄くスライスした子牛肉に、パン粉、ひき肉、ゆで卵などの詰め物をして、トマトとグリーンピースで煮込んだ料理。
パレルモの超定番料理です。
しっかり煮込まれた肉は、柔らかく、ソースもしっかり浸みていて美味しかったです。
Grigliata mista |
子羊、サルシッチャ(生ソーセージ)、 子牛肉のインボルティーニの盛り合わせです。
インボルティーニはお肉や魚の薄切りに、パン粉、チーズ、松の実などの詰め物をした料理です。
Bistecca alla palermitana |
パレルモ風は、肉にパン粉をまぶし、グリルしたもののことを言います。
衣付けする際に、卵でなく、オリーブ油を使うのもパレルモ流だとか。
Sarde a Beccafico |
こちらもインボルティーニと同様で、パン粉の詰め物をイワシで包んでローストしたものです。
イワシが意外にもふんわりと焼き上がっていました。
カリッとさせずに、柔らかく仕上げるのがポイントだそうです。
carciofo alla villanella |
アーティチョークのパレルモ風。
アーティチョークをパセリ、ニンニク、アンチョビ、オリーブ油、水で煮たものです。
しっかり煮込まれていて、ホクホク、トロリとした食感。
Sformato di carciofi |
これがなかなかの絶品でした。
苦みやエグ味といった、独特のくせのあるアーティチョークですが、チーズやトマトソースで優しい味に。
Cassata al forno |
パイ生地、リコッタチーズ、スポンジ生地を重ねて焼いたもの。
カッサータは、どちらかといえば焼き菓子よりも生菓子の方が有名なのですが、
焼いた物も美味しいよとのことで頼みました。
生のカッサータよりも甘みは控えめ。
それでもかなり甘めですが。。。
Tiramisu |
味は、至って普通のティラミスです。
でもシチリアのお菓子に比べれば、甘さ控えめに感じられる罠。。。
2代目オーナーのサント・カストロノーヴォ氏 |
初めて訪れた時、「特別旨いわけでもないなあ」と思っていたDon Ciccioの料理。
回を重ねるごとにはまって来ています。。。
というよりも、『いつもの料理をいつもの雰囲気』で味わえることがこのお店の強みなんだろうなあと最近思います。
頑に昔からのメニューを守り、経営も家族経営。
前回訪れたRosanero然り、イタリアのトラットリアの神髄は『変わらない、変えないこと』にあるように感じます。
2011年9月30日金曜日
Trattoria Al Vecchio Club Rosanero(Palermo)
パレルモに来て驚いたのが、何よりも食べ物が安いということ。
よく仕事上がりに食べにいくRosticceria(ロスティッチェリア:総菜屋さん)でも
1〜2ユーロくらいで、総菜パンや菓子パンが買えます。
それも種類が豊富で、今日はどれを食べようかというのも、仕事終わりの楽しみの一つです。
そしてTrattoria(トラットリア:大衆食堂)もまた然り。
パスタ、メインを頼んでも10ユーロくらい。
もちろん、観光客を相手にしてるようなお店だと割高にはなりますが、それでもフィレンツェなどに比べると破格の値段です。
それもかなりのボリュームです。
今回紹介するのは『Trattoria Vecchio Club Rosanero』
このお店も、地元客がほとんどを占める、コテコテのトラットリアです。
休日、お店の調理道具の買い出しのついでに、シェフと一緒にランチすることにしました。
Rosaneroとはパレルモのサッカークラブ『USチッタ・ディ・パレルモ』の愛称。
チームカラーがピンクと黒であることから、そう呼ばれています。
名前の通り、お店の中にはクラブ由縁のグッズが所狭しと飾られています。
メニューは壁にかけてあるホワイトボードから注文します。
シェフが選んだメインは豚肉のコトレッタ、スフィンチョーネ風。
コトレッタはカツのこと。スフィンチョーネはロスティッチェリアの定番のピザパンです。
早い話が、ピザ風トンカツ。。。カツにトマトソースとチーズを乗せた料理です。
豚肉が意外に柔らかくてちょっとびっくり。
トマトソースはタマネギがたっぷりでちょっと甘めでした。
自分が選んだのはシンプルにイカのロースト。
そのまんま焼いただけのイカにオレガノ、オリーブ油、レモンを添えただけです。
前日の仕事終わりにかなりお腹いっぱいに食べてたので、さっぱり系が食べたかったので。
家族経営ということもあり、料理はまさにパレルモの家庭料理。
派手さは無いものの、素朴でパンチの効いた料理が食べられるお店だと思います。
そして基本昼だけの営業(週末は夜もやってるとか)。
日本ではなかなか出来ない営業形態だと思いますが、なんかこんなお店もいいですね。
Trattoria Al Vecchio Club Rosanero
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d1510360-Reviews-Trattoria_Al_Vecchio_Club_Rosanero-Palermo_Sicily.html
(トリップアドバイザーより)
よく仕事上がりに食べにいくRosticceria(ロスティッチェリア:総菜屋さん)でも
1〜2ユーロくらいで、総菜パンや菓子パンが買えます。
それも種類が豊富で、今日はどれを食べようかというのも、仕事終わりの楽しみの一つです。
そしてTrattoria(トラットリア:大衆食堂)もまた然り。
パスタ、メインを頼んでも10ユーロくらい。
もちろん、観光客を相手にしてるようなお店だと割高にはなりますが、それでもフィレンツェなどに比べると破格の値段です。
それもかなりのボリュームです。
今回紹介するのは『Trattoria Vecchio Club Rosanero』
このお店も、地元客がほとんどを占める、コテコテのトラットリアです。
パレルモのサッカーチームの旗が靡くお店の入り口 |
Rosaneroとはパレルモのサッカークラブ『USチッタ・ディ・パレルモ』の愛称。
チームカラーがピンクと黒であることから、そう呼ばれています。
名前の通り、お店の中にはクラブ由縁のグッズが所狭しと飾られています。
メニューは壁にかけてあるホワイトボードから注文します。
ブロッコリーとサルシッチャのスパゲッティ |
秋も近付き、市場でもブロッコリーが出始めてきました。
ブロッコリーと言っても日本のような深い緑色をしたブロッコリーではなくて、黄緑色をしたブロッコリー。
味はどちらかというとカリフラワーに近い感じです。
ソースはパスタと和えずに、茹でたパスタにどばっと乗せただけ。
それでも旨い! と唸ってしまいました。
クタクタに煮込んだブロッコリーとサルシッチャのソースが何とも素朴で、力強い。
シェフはズッキーニのスパゲッティを選んでました。
これも茹でたスバケッティにズッキーニ(普通のズッキーニではなくてズッキーナ・ルンガ)のフライを乗っけて、オイルをたっぷりかけただけ。
おそらく日本で出したら怒られそうな料理なんですが、これがなかなか旨いんです。
しっかり色づくまで揚げられたズッキーニの香ばしさと甘みが絶妙。
働いているお店でも賄いでよく食べますが、やはりしっかり色づくまで揚げるのがこの料理のコツのようです。
もうそろそろ終わるズッキーニの季節を思いを馳せたり、なかったり。。。
豚肉のコトレッタ スフィンチョーネ風 |
コトレッタはカツのこと。スフィンチョーネはロスティッチェリアの定番のピザパンです。
早い話が、ピザ風トンカツ。。。カツにトマトソースとチーズを乗せた料理です。
豚肉が意外に柔らかくてちょっとびっくり。
トマトソースはタマネギがたっぷりでちょっと甘めでした。
イカのロースト |
そのまんま焼いただけのイカにオレガノ、オリーブ油、レモンを添えただけです。
前日の仕事終わりにかなりお腹いっぱいに食べてたので、さっぱり系が食べたかったので。
家族経営ということもあり、料理はまさにパレルモの家庭料理。
派手さは無いものの、素朴でパンチの効いた料理が食べられるお店だと思います。
そして基本昼だけの営業(週末は夜もやってるとか)。
日本ではなかなか出来ない営業形態だと思いますが、なんかこんなお店もいいですね。
Trattoria Al Vecchio Club Rosanero
http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d1510360-Reviews-Trattoria_Al_Vecchio_Club_Rosanero-Palermo_Sicily.html
(トリップアドバイザーより)
2011年9月29日木曜日
Panino con la milza
前回のPanino con panelleに続いて、パレルモジャンクフード第2弾です。
今回はPanino con la milza(パニーノ・コン・ラ・ミルザ)。
milzaとは脾臓のことをさす言葉です。
前に住んでいたフィレンツェは、trippa(トリッパ:牛の第2胃、ハチノス)やlampredotto(ランプレドット:牛の第4胃、ギアラ、赤センマイ)
が有名で、屋台やお店でもたまに食べていましたが
milzaは、いわばパレルモ版モツ料理です。
パレルモでは一番、とシェフが太鼓判を押したのがこちらのお店『NINO U' BALLERINO』です。
訪れた時間が、平日の午前中ということもあり、そこまでお客で混んでる様子ではありませんでした。
パンにmilzaを挟み、塩、こしょう、レモンを搾りかけて出来上がり。
milzaはラードで煮ています。
かなり脂っこいのですが、パンに挟む際に、紙に一旦milzaを乗せて余分な脂を切ります。
そのちょっとした一手間に、こだわりを感じました。
食べてみると、モツ独特の香りはありますが、そこまで癖はありませんでした。
ねっとりと、舌に纏わり付くようなゼラチン質ですが、こしょうのアクセントとレモンの酸味で味わいは意外にもさっぱり。
フィレンツェのランプレドットも好きですが、これもかなりいけてました。
ちなみにこの動画に出てくるのがNinoさんのようです。
帰りに近所のメルカートをぶらぶら。
写真中央の長いのはzucchina lunga(ズッキーナ・ルンガ。ククッツァとも言われます)、
その右にある葉っぱはtenerumi(テネルーミ)。ズッキーナ・ルンガの葉っぱです。
夏野菜もそろそろ終盤。
夜はすっかり涼しくなり、秋が近付いてきました。
今回はPanino con la milza(パニーノ・コン・ラ・ミルザ)。
milzaとは脾臓のことをさす言葉です。
前に住んでいたフィレンツェは、trippa(トリッパ:牛の第2胃、ハチノス)やlampredotto(ランプレドット:牛の第4胃、ギアラ、赤センマイ)
が有名で、屋台やお店でもたまに食べていましたが
milzaは、いわばパレルモ版モツ料理です。
パレルモでは一番、とシェフが太鼓判を押したのがこちらのお店『NINO U' BALLERINO』です。
NINO U' BALLERINO |
訪れた時間が、平日の午前中ということもあり、そこまでお客で混んでる様子ではありませんでした。
Panino con la milzaを作ってる様子 |
milzaを煮ている鍋 |
かなり脂っこいのですが、パンに挟む際に、紙に一旦milzaを乗せて余分な脂を切ります。
そのちょっとした一手間に、こだわりを感じました。
Panino con la milza |
ねっとりと、舌に纏わり付くようなゼラチン質ですが、こしょうのアクセントとレモンの酸味で味わいは意外にもさっぱり。
フィレンツェのランプレドットも好きですが、これもかなりいけてました。
メルカート(市場) |
写真中央の長いのはzucchina lunga(ズッキーナ・ルンガ。ククッツァとも言われます)、
その右にある葉っぱはtenerumi(テネルーミ)。ズッキーナ・ルンガの葉っぱです。
夏野菜もそろそろ終盤。
夜はすっかり涼しくなり、秋が近付いてきました。
2011年9月20日火曜日
Panino con panelle
パレルモのジャンクフードの筆頭、Panino con panelle(パニーノ・コン・パネッレ)。
パネッレとはひよこ豆の粉を水で練った生地を油であげたスナックです。
それをパン生地ではさんだものが、Panino con panelle。
炭水化物+炭水化物という、関西人もびっくりのジャンクフードです。
その老舗が、パレルモ郊外のSferracavallo(スフェッラカヴァッロ)という小さな港町にある
『Rosolino』というお店です。
ちなみに、このスフェラカヴァッロという町のトラットリアにはメニューが無く
着席と同時に自動的に料理が出てきます。
しかもボリュームが半端無く、前菜だけで揚げ物、魚介を中心に4〜5種類 。
パスタが2種類、メインに魚介のグリルの盛り合わせが出てきて、ワインなどすべて込み込みで
一人、20〜30ユーロというかなりの破格のトラットリアしかなかったりします。
2回ほど行きましたが、食べた後はしばらく魚が見たくなくなるほど・・・。
そんな町の中にひっそりと佇むこちらのお店。
中に入ると、奥からおやじさんが出てきて、
「パネッレが食いたいのだろ?」と言わんばかりに、おもむろにパネッレを揚げ始めます。
勝手に写真を撮らせてもらっていたら、
「ほら、撮りなさい」 とポーズをとっててくれました。
お店のショーケースには、他にもピーマンやブロッコリのフライ、
じゃがいものコロッケのようなものもあり、好きな具をはさんでくれます。
こう見るとそこまで大きく無いように見えますが、おやじさんの手がかなりでかいので
実際はかなりのボリュームがあります。
これ一個で十分お腹いっぱいになりました。
派手さは無いものの、素朴な、パレルモ人に愛されているジャンクフードなのです。
ちなみに、店内にはおやじさんのお店の写真や、新聞の切り抜き
若い頃の写真も飾ってあり、かなりのダンディーイケメンでございました。
パネッレとはひよこ豆の粉を水で練った生地を油であげたスナックです。
それをパン生地ではさんだものが、Panino con panelle。
炭水化物+炭水化物という、関西人もびっくりのジャンクフードです。
その老舗が、パレルモ郊外のSferracavallo(スフェッラカヴァッロ)という小さな港町にある
『Rosolino』というお店です。
ちなみに、このスフェラカヴァッロという町のトラットリアにはメニューが無く
着席と同時に自動的に料理が出てきます。
しかもボリュームが半端無く、前菜だけで揚げ物、魚介を中心に4〜5種類 。
パスタが2種類、メインに魚介のグリルの盛り合わせが出てきて、ワインなどすべて込み込みで
一人、20〜30ユーロというかなりの破格のトラットリアしかなかったりします。
2回ほど行きましたが、食べた後はしばらく魚が見たくなくなるほど・・・。
そんな町の中にひっそりと佇むこちらのお店。
中に入ると、奥からおやじさんが出てきて、
「パネッレが食いたいのだろ?」と言わんばかりに、おもむろにパネッレを揚げ始めます。
パネッレ食いたいんやろ〜〜?? |
勝手に写真を撮らせてもらっていたら、
「ほら、撮りなさい」 とポーズをとっててくれました。
ドヤッ |
お店のショーケースには、他にもピーマンやブロッコリのフライ、
じゃがいものコロッケのようなものもあり、好きな具をはさんでくれます。
ドヤッ |
実際はかなりのボリュームがあります。
これ一個で十分お腹いっぱいになりました。
派手さは無いものの、素朴な、パレルモ人に愛されているジャンクフードなのです。
ちなみに、店内にはおやじさんのお店の写真や、新聞の切り抜き
若い頃の写真も飾ってあり、かなりのダンディーイケメンでございました。
2011年6月11日土曜日
San Vito Lo Capo(Trapani)
サン・ヴィート・ロ・カーポ中心地 |
トラパニからは東に40kmほど行った所にある小さな町です。
ちょっと中心から外れた道では牛の行列が・・・。
他にもの羊の放牧地なんかもあったりして、かなりのどかな雰囲気。
牛注意の看板なんかもあったりしました。
恐らく観光で成り立っているであろうこの町。
訪れた前日まで、クスクス・フェスタ(クスクス祭り)が行われていたようで
中心地では撤去作業の真っ最中。
お昼に訪れたPochoもクスクスを名物料理として提供していましたが
他のレストランやトラットリアでもクスクスを看板料理に掲げていました。
そして何よりもサン・ヴィートと言えばビーチ。
まさにエメラルドグリーンの海!
当日は生憎の天気でしたが、それでも海水浴客は結構いました。
まだまだ海の水は冷たかったですが、それでも気持ちよかったです。
ただ泳いでいる最中に雨が降り出したので撤収。。。
時間も時間だったので町を軽く散歩しながら、クスクススェーラの売っているお店を探すことに。
4人の利用のレンタル自転車 |
普通の自転車の他に、4人乗りのものまで。
それぞれのシートにペダルが付いていて、一人一人が漕ぐようになっています。
しかし、そこはイタリア。乗っているカップルを見かけましたが、彼氏は話に夢中、彼女が頑張って一人で漕いでいました。
店先に飾られたカラフルなクスクスェーラ |
シンプルなものや、飾りの付いたもの、小さなサイズから巨大なサイズまで 。。。
いろいろなクスクスェーラがありました。
お店用に一つと、同僚が一つ買って帰りました。
陶器のマグネット |
車が無いとなかなか遠出は難しいのですが。(とくにシチリアの鉄道はかなり不便)
幸いシェフが車を出してくれるので、色んな所に行けて楽しませてもらってます。
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